Outlook のバージョンを確認する方法

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こんにちは。Exchange & Outlook サポートの紺野です。Outlook には以下の 2 種類の製品があり、種類によってバージョンの確認方法が異なります。 クイック実行版 (Click-to-Run/C2R): 新しいインストール方式の製品。Microsoft 365 Apps for enterprise (旧称 Office 365 ProPlus)、Office Professional Plus 2019 など。 MSI 版 : Office 2016 以前のボリュームライセンス版などで提供される従来のインストール方式の製品。Office Professional Plus 2016 など。 Outlook の [ファイル] タブ-[Office アカウント] で [Outlook のバージョン情報] の上に [更新オプション] ボタンが表示されている場合は...

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Exchange Online のメッセージ追跡ログ

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こんにちは。Exchange / Outlook サポートの柳本です。以前までこちらのブログで Exchange Online で採取可能なメッセージ追跡ログに関する記事を公開しておりました。数年前に公開された記事であり内容が古くなってきたため、改めて Exchange Online のメッセージ追跡ログの取得方法についてご案内します。Exchange Online にはいくつかの種類のメッセージ追跡ログがあるのですが、今回は弊社サポートから最もご案内する頻度が高い HistoricalSearch と呼ばれるタイプのメッセージ追跡ログを Windows PowerShell のコマンド ベースで取得する方法をご案内します。 事前準備Windows Powershell から Exchange Online に接続します。 Exchange Online PowerShell に接続する ...

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アドインを有効にする方法 <第 2 回> アドインがクラッシュした場合

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Outlook のアドインが意図せず無効化される場合、主に以下の 2 つが原因として挙げられます。 a. アドインの動作に時間がかかったb. アドインがクラッシュした a については、こちらの記事を参照してください。この記事では、b の場合の対処方法について説明します。 手動で有効化する方法無効になったアドインは、以下の 2 つに分類されます。 ・アクティブでないアプリケーション アドイン・無効なアプリケーション アドイン それぞれ、以下の手順にて有効にすることができます。 アクティブでないアプリケーション アドインを有効にする Outlook を起動し、[ファイル] タブをクリックします。 左ペインのメニューから [オプション] をクリックします。 カテゴリ ペインで [アドイン] をクリックします。 詳細ペインの [アクティブでないアプリケーシ...

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アドインを有効にする方法 <第 1 回> アドインの動作に時間がかかる場合

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Outlook のアドインが意図せず無効化される場合、主に以下の 2 つが原因として挙げられます。 a. アドインの動作に時間がかかったb. アドインがクラッシュした この記事では、a の場合の対処方法について説明します。b についてはこちらの記事を参照してください。 概要Outlook には、アドインのパフォーマンスを監視し、起動や終了、その他動作で時間のかかるアドインを自動的に無効化する機能があります。アドインのパフォーマンス低下によって、Outlook の他の機能の利用において遅延が生じるのを防ぐことがこの機能の目的です。 アドインを無効にするかどうかはいくつかの基準があり、それぞれの基準で読み込みの時間を記録し、連続した 5 回の読み込み時間の中央値が算出されます。(起動の頻度は除く)その中央値が 1000 ミリ秒 (1 秒) を超えると、Outlook はそのアド...

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Exchange サーバーのセキュリティ更新プログラムについて

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Exchange サーバーに脆弱性が発見された場合、対応するセキュリティ更新プログラム (以下、SU) がリリースされます。最近では 2021 年 3 月 2 日に SU がリリースされ、ご存知の方も多いはずです。この記事では SU についてよくある質問をまとめています。なお、2021 年 3 月 2 日にリリースされた SU については、以下のブログ記事とそのリンク先に最新情報がまとめられていますので、そちらをご参照ください。 Released: March 2021 Exchange Server Security Updates 対応する脆弱性の情報はどこで入手できますかSU がリリースされると KB も公開されます。KB に Microsoft Security Response Center の脆弱性情報へのリンクが含まれているため、そちらをご参照ください。また、SU がリリース...

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Outlook のプロファイル再作成に再設定が必要な情報

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こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 今回は Exchange Online に接続している環境で Outlook のプロファイルを再作成した際、保持されず、再設定する必要がある情報についてご紹介します。 例えば、Exchange Online の接続先メールボックスは変更ないが、Outlook プロファイルの破損等なんらかの理由で Outlook プロファイルの再作成が必要な場合に、参考にしてください。 ※オンプレミスの Exchange サーバー、もしくは POP または IMAP で接続している場合には、以下にリストした以外にも移行されない情報があります。 再設定が必要な項目a. 閲覧ウィンドウの設定についてb. PST ファイルについてc. 仕分けルールについてd. 手動で追加した共有メールボックスについてe. 共有の予定表にてチェック オンの予定...

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Office 365 におけるメッセージの帰属

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※ この記事は、Office 365 Message Attribution の抄訳です。 Exchange におけるメッセージのトランスポートとルーティングは、理解するのが少し難しい場合があります。もちろん、メールボックスがすべて Office 365 でホストされている場合は、心配する必要はありません。しかし多くのお客様にとって、Exchange ハイブリッド構成や Office 365 以外のメール システムとの共存の場合、依然として懸念事項として挙げられます。もしお客様組織におけるメールのルーティングが Office 365 のみで完結しない場合、Office 365 がメッセージの帰属をどのように考えているのかを少し知っておく必要があります。 メッセージの帰属とその必要性Office 365 がメッセージをどのように特定の組織 (テナント) に関連付けるのかは、頭を悩ませること...

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インターネット接続性チェックが失敗する環境で Outlook による先進認証が失敗する

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現象Windows OS の NCSI によりインターネット接続性がないと判断されている場合、Edge や Internet Explorer などのブラウザによるインターネット上のコンテンツ参照が可能であっても、Outlook による先進認証が失敗します。多くの場合、以下の通り「現在接続できません。ネットワークを確認して、後でもう一度お試しください。」というメッセージのダイアログが表示されます。 NCSI がインターネット接続性なしと判断している場合、ライセンス認証や “Office へサインイン” など Office 共通の動作が失敗する場合もあります。 本現象の特徴として、端末ごとに発生状況が異なっていたり、ネットワーク構成の変更などの変化点と事象の発生時期が一致しないなどがあり、切り分けが難しい傾向があります。 原因先進認証においては Azure AD などインターネット上のサー...

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Exchange Online でのメールの自動転送について知っておくべきこと

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※ この記事は、All you need to know about automatic email forwarding in Exchange Online の抄訳です。 多くのお客様において、ビジネス要件としてメールの自動転送を構成する必要があることを弊社でも認識しています。一方、メールの転送はデータ漏洩につながる可能性があります。例えば、アカウントが乗っ取られた場合に攻撃者はメールの転送を設定し、ユーザーは自分のメールが転送されていることに気づかない可能性があります。これはアカウントが乗っ取られた際に使用される非常に一般的な攻撃手法です。 したがって、転送が有効なメールボックスとメールの転送先を管理者が把握しておくことが重要です。メールの転送を検知する様々な洞察とアラートが提供されていますが、対処療法を行うよりも予防を行うべきです。このブログ投稿では、様々な自動転送の制御について再...

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Exchange 2016 以降での UnifiedContent フォルダについて

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概要Exchange 2016 以降において、EdgeTransport.exe.config の TemporaryStoragePath を変更する場合には、Antimalware.xml も同時に変更する必要があります。これを実施しない場合、UnifiedContent フォルダにデータが残留してストレージを逼迫する要因になり得るのでご注意ください。 詳細Exchange 2016 以降では既定で C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\V15\TransportRoles\data\Temp\UnifiedContent に、約 1 MB を超えるサイズのメッセージについてアンチ マルウェアに関する処理するための一時ファイルが作成されます (ファイル名は特に意味のない GUID 名となります)。このデータは、CleanupFolderR...

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