Exchange Online と Outlook の認証キャッシュについて

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ADFS (Active Directory Federation Services) やサード パーティーの ID プロバイダーを使用するシングル サインインの構成においては、Outlook クライアントから Exchange Online に接続をする際に、認証処理のためにこれらの認証サーバーに対して問い合わせが発生します。(シングル サインオンを利用しない場合は Office 365 の Azure AD にて認証処理が完結しています。)しかしながら、クラウド サービス側やクライアント側で認証処理に成功したキャッシュが残っている場合は、認証サーバーへの問い合わせを省き、過去の認証キャッシュを利用して接続を完了させる動作がございます。 今回はこの認証キャッシュの動作について説明します。「従来の認証の場合」 そして 「先進認証 (Modern Authentication) の場合」 の...

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トランザクション ログが削除されずにディスク領域が圧迫されたときの対処方法

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Exchange Server ではデータベースへの変更が行われる際に、まず初めにトランザクション ログにその変更内容が記録され、その後、その内容がデータベースへ書き込まれます。このため、例えばあるタイミングで採取したバックアップ ファイルと、それ以降のトランザクション ログがあれば、トランザクション ログをバックアップしたデータベース ファイルに反映させることで、最新の状態にすることが可能です。 トランザクション ログはデータベースの更新があるたびに記録されるため、一般的に多くのログが出力されます。日々 Exchange Server をご利用いただく中で、トランザクション ログによるディスクの空き容量が圧迫されることを防止するため、一般的には以下のいずれかを実行し、古いトランザクション ログを削除いただいているかと存じます。 バックアップを採取する。 データベースの循環ログを有効にす...

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よくわかる Exchange Online のメッセージ追跡 ~ Part 1 取得編 ~

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注意: 本ブログの内容は、こちらに移行しました。今後は新しい記事をご参照ください。 みなさんこんにちは、Exchange Server サポートの 杉山 卓弥 です。Exchange Online で送受信されているメッセージを調査する場合、管理者にてメッセージ追跡を実行する機会は非常に多いかと思います。そこで、メッセージ追跡に役立つ情報を順次 Exchange Server サポートよりご紹介していきます。Part 1 では、Exchange Online のメッセージ追跡の実行方法、取得方法について使用頻度が高い順にご説明していきます。 Exchange Server サポートからのお願い弊社サポートにメッセージ配信に関するお問い合わせをいただく際、メッセージ追跡ログをあらかじめ送付いただくことで、すぐに調査を開始することができます。また、事象の早期解決に結びつくことも多くございま...

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Edge サーバーを振り返る エピソード 2

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こんにちは。Exchange サポートの竹本です。 今回も引き続きエッジ トランスポート サーバーについてです。前回の記事にて、次回は機能紹介を、、、とコメントをしていましたが、書き出してみると注意事項や Tips のご紹介がメインとなりました。 エッジ トランスポート サーバーを管理されている方々、是非ご一読ください。 エッジ サブスクリプションにより複製されたデータについて前回もご紹介しました通り、エッジ サブスクリプションを作成することにより、組織のディレクトリに保存された Active Directory データがエッジ トランスポート サーバーへ複製されますが、この複製されたデータは AD LDS データベース (adamntds.dit ファイル) に保存されます。既定のパス情報は、以下にある通りです。  Title : AD LDS の構成を変更する URL : https:...

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Active Directory サイトを活用した Exchange 導入

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(この記事は 2015 年 11 月 18 日に Office Blogs に投稿された記事 Exchange Active Directory Deployment Site の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) 新しい Exchange サーバーを導入するときは、考慮すべきことがいくつかあります。そのうちの 1 つが、現在サポートされている新しいバージョンの Exchange サーバーを稼動中の運用環境に導入するときに、Active Directory (AD) 展開のサイト設計オプションを活用すると作業がスムーズになるという点です。 クライアント アクセス サーバー ロールを持つ新しい Exchange サーバー、またはすべての Exchange 2016 サーバーを導入するときは必ず、セットアップ プロセスで Active Directory 内に新しい...

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Edge サーバーを振り返る エピソード 1

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こんにちは。Exchange サポートの竹本です。 今回は意外と知っているようで見落としがちな Edge サーバーについてのおさらいです。Exchange 2013 で HUB の役割がなくなり、2016 では CAS の役割もなくなりました。しかし!エッジ トランスポート サーバーは未だ顕在している、重要な役割です。 そもそも エッジ トランスポート サーバーとはこれは皆さまご存知かと思いますが、エッジ トランスポート サーバーは Exchange 役割の中で唯一、境界ネットワーク (DMZ) に置くことができるサーバーであり、Exchange 組織とインターネット間で発生するすべての受信および送信メッセージ (メールフロー) を処理します。また、メッセージ保護やセキュリティ向上を目的としたトランスポート エージェントも組み込まれているため、内部 Exchange 組織がインターネット上...

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大量のグループに所属する場合の注意点

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こんにちは、Exchange サポート チームの竹本です。 今回は、多くのセキュリティ グループに所属するユーザーに発生する可能性のある事象についてご紹介します。なお、本事象はオンプレミスの Exchange サーバー、クラウド サービスの Exchange Online 双方で発生しうるものとなります。 事象についてまず Active Directory では、ユーザーが所属可能なグループ数の一つの基準として 1015 個といった制限があります。これは SID の制限値に起因しており、1015 個以上のグループのメンバーであるユーザーには Kerberos のセキュリティ トークンが正常に発行されない場合がある、といった事象になります。  Title : Users who are members of more than 1,015 groups may fail logon auth...

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Export-CliXml について

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Exchange 2007 以降では PowerShell を利用して設定情報を出力することができますが、Format-List などで出力するよりも Export-CliXml を使うほうが便利な場合があります。 ご存じの方も多いかと思いますが、PowerShell では豊富なコマンドレットが用意されておりフィルタやソートはもちろん、カスタム オブジェクトを作成してデータを処理することなどが容易になっています。このような機能を利用する場合には Format-List 等ではなく Export-CliXml を活用いただければと思います。Export-CliXml で出力したデータは、Import-Clixml を使って PowerShell のオブジェクトとして復元でき、利用者は自由にデータの操作ができるようになります。 例えば、マシン上の全プロセスの状態を出力するために Get-Pro...

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Exchange キャッシュモードとオンラインモードのメリット・デメリット/[共有フォルダーをダウンロード] のメリット・デメリット

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こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 キャッシュモードは既定では有効であり弊社では基本的にはキャッシュモードを推奨していますが、お客様の希望や利用状況によってはオンライン モードで利用した方がよい場合もあります。この記事ではキャッシュモードとオンラインモードでの動作の違いやメリット・デメリットを紹介します。また、キャッシュモードにある [共有フォルダーをダウンロード] の設定がオンの場合とオフの場合のメリット・デメリットも紹介いたします。どの設定で利用した方がよいかを検討する際に参考にしていただければ幸いです。なお、Outlook のパフォーマンスの観点で、インターネットによる遅延の影響を受けやすい Exchange Online 環境ではキャッシュ モード有効でのご利用を推奨しています。 キャッシュモードメリット メール一覧を表示・メールを開く・メールを...

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