Active Directory サイトを活用した Exchange 導入

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(この記事は 2015 年 11 月 18 日に Office Blogs に投稿された記事 Exchange Active Directory Deployment Site の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) 新しい Exchange サーバーを導入するときは、考慮すべきことがいくつかあります。そのうちの 1 つが、現在サポートされている新しいバージョンの Exchange サーバーを稼動中の運用環境に導入するときに、Active Directory (AD) 展開のサイト設計オプションを活用すると作業がスムーズになるという点です。 クライアント アクセス サーバー ロールを持つ新しい Exchange サーバー、またはすべての Exchange 2016 サーバーを導入するときは必ず、セットアップ プロセスで Active Directory 内に新しい...

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Edge サーバーを振り返る エピソード 1

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こんにちは。Exchange サポートの竹本です。 今回は意外と知っているようで見落としがちな Edge サーバーについてのおさらいです。Exchange 2013 で HUB の役割がなくなり、2016 では CAS の役割もなくなりました。しかし!エッジ トランスポート サーバーは未だ顕在している、重要な役割です。 そもそも エッジ トランスポート サーバーとはこれは皆さまご存知かと思いますが、エッジ トランスポート サーバーは Exchange 役割の中で唯一、境界ネットワーク (DMZ) に置くことができるサーバーであり、Exchange 組織とインターネット間で発生するすべての受信および送信メッセージ (メールフロー) を処理します。また、メッセージ保護やセキュリティ向上を目的としたトランスポート エージェントも組み込まれているため、内部 Exchange 組織がインターネット上...

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大量のグループに所属する場合の注意点

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こんにちは、Exchange サポート チームの竹本です。 今回は、多くのセキュリティ グループに所属するユーザーに発生する可能性のある事象についてご紹介します。なお、本事象はオンプレミスの Exchange サーバー、クラウド サービスの Exchange Online 双方で発生しうるものとなります。 事象についてまず Active Directory では、ユーザーが所属可能なグループ数の一つの基準として 1015 個といった制限があります。これは SID の制限値に起因しており、1015 個以上のグループのメンバーであるユーザーには Kerberos のセキュリティ トークンが正常に発行されない場合がある、といった事象になります。  Title : Users who are members of more than 1,015 groups may fail logon auth...

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Export-CliXml について

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Exchange 2007 以降では PowerShell を利用して設定情報を出力することができますが、Format-List などで出力するよりも Export-CliXml を使うほうが便利な場合があります。 ご存じの方も多いかと思いますが、PowerShell では豊富なコマンドレットが用意されておりフィルタやソートはもちろん、カスタム オブジェクトを作成してデータを処理することなどが容易になっています。このような機能を利用する場合には Format-List 等ではなく Export-CliXml を活用いただければと思います。Export-CliXml で出力したデータは、Import-Clixml を使って PowerShell のオブジェクトとして復元でき、利用者は自由にデータの操作ができるようになります。 例えば、マシン上の全プロセスの状態を出力するために Get-Pro...

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Exchange キャッシュモードとオンラインモードのメリット・デメリット/[共有フォルダーをダウンロード] のメリット・デメリット

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こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。 キャッシュモードは既定では有効であり弊社では基本的にはキャッシュモードを推奨していますが、お客様の希望や利用状況によってはオンライン モードで利用した方がよい場合もあります。この記事ではキャッシュモードとオンラインモードでの動作の違いやメリット・デメリットを紹介します。また、キャッシュモードにある [共有フォルダーをダウンロード] の設定がオンの場合とオフの場合のメリット・デメリットも紹介いたします。どの設定で利用した方がよいかを検討する際に参考にしていただければ幸いです。なお、Outlook のパフォーマンスの観点で、インターネットによる遅延の影響を受けやすい Exchange Online 環境ではキャッシュ モード有効でのご利用を推奨しています。 キャッシュモードメリット メール一覧を表示・メールを開く・メールを...

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ハイブリッド環境での Autodiscover

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こんにちは。Exchange サポートの高橋です。Exchange Online への移行のため、Exchange のハイブリッド環境に関するお問い合わせが増えております。Exchange チームとしては、これまでにも Autodiscover についてご紹介してきましたが、今回はハイブリッド環境での Autodiscover の動作についてご案内します。 まず、基本的な Autodiscover の動作については、以下を振り返っていただければと思います。 Autodiscover を振り返る エピソード 1Autodiscover を振り返る エピソード 2 上記ブログでもご紹介のとおり、Outlook クライアントが Autodiscover 接続を行う際、以下の順序で接続が試みられます。  (1) AD に登録された SCP (ServiceConnectionPoint) に設定さ...

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Autodiscover を振り返る エピソード 2

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こんにちは、Exchange サポート チームの竹本です。今回も引き続き、Autodiscover についてです。 Exchange 2007 や Exchange 2010 でも Autodiscover は非常に重要な機能でしたが、Exchange 2013 ではさらにその重要性が増しています。Exchange 2013 環境に Outlook から接続する際、Outlook プロファイルにて表示される “サーバー” 部分には、実際に処理を行う CAS サーバー名等ではなく、ログオン対象のメールボックスのメールボックス GUID が設定されます。例えば以下のような形ですね。 この動作変更により、メールボックス移動の際のユーザー影響などを極力減らすことができているのですが、プロファイルの作成といった観点では少し面倒です。メールボックス毎に異なるこの GUID を、一般のユーザーが取得し...

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Autodiscover を振り返る エピソード 1

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こんにちは、Exchange サポート チームの竹本です。 Exchange 2013 SP1 が先日リリースされた中、今回は少し今更ネタとなりますが、Exchange 2013 でも重要な Autodiscover の動作についてのご紹介です。Autodiscover の動作なんてもう完璧! という方も、是非是非ご参照ください。 Autodiscover 自体は Exchange 2007 以降、Outlook 2007 以降で利用可能な機能となり、Outlook クライアントはこの機能を利用してプロファイルの自動構成を行ったり、空き時間情報を取得するために必要な URL の情報を Exchange サーバーから取得したりしています。  Title : 自動検出サービスについて URL : http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb1242...

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